【中国紅茶】九曲紅梅の特徴、産地、歴史・逸話

代表的な中国紅茶の一つである九曲紅梅について、特徴や産地、歴史・逸話などをまとめています。

九曲紅梅の特徴

  • 九曲紅梅(きゅうきょくこうばい / Jiu Qu Hong Mei)
九曲紅梅(きゅうきょくこうばい / Jiu Qu Hong Mei) 茶葉 中国紅茶

産地は浙江省杭州市西湖区銭塘江畔一帯。もとは福建省武夷山から伝わった製法のお茶。

水色が紅梅のような鮮やかな色であることが名前の由来とも。獅峰龍井とともに「一紅一緑」といわれ、古くから西湖周辺を代表する銘茶となっている。

形状細長く繊細
水色鮮やかな紅色
香り清らかで透明感のある香り
味わい旨みがあり、後味は甘い

九曲紅梅の産地

  • 浙江省杭州市双浦鎮周辺

双浦鎮の湖埠、雙霊、張余、馮家、霊山、社井、仁橋、上陽、下陽が主な産地。中でも湖埠・大塢山産のものが最も良い品質との評価が高い。

古くは銭塘江畔が主な産地だったが、現在では西湖周辺でも生産されている。

海抜30m前後
春先は雲霧が多い
年間平均気温16.2℃
年間平均降雨量1,600mm前後
土壌酸性赤土、肥沃

九曲紅梅の歴史・逸話

  • 九曲紅梅の「九曲」は福建省武夷山の九曲渓のこと。
  • 850年代の太平天国の乱で武夷山から杭州へ逃れてきた茶師が作り始めた紅茶。
  • 茶葉が龍のように曲がった形をしていることから別名「九曲烏龍」とも呼ばれる。
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